HDVとは、
米国の財務優良企業のうち
配当利回りの高い約70~80銘柄で投資している
高配当ETF(ファンド)です。世界有数の大企業が集まっていますね。
理由①:配当利回りが高い
おおむね、3.3%~4.0%ほどの水準です。
最近(2019年11月現在)では、3.3%前後の配当利回りです。
※直近でだいぶ値上がりしており、割安感は薄れています。
米国の超優良企業の集まりであるS&P500のうち
高配当のものを70~80銘柄もかき集めているのに
ファンド全体としてこれだけの高利回りを実現しているというのは素晴らしいですね。
業績と株価がボロボロで高利回りになっている、見せかけだけの「罠高配当株」とワケが違います。
HDVは
ビジネス上の競争力が高く
配当継続力があり
デフォルトの確率が低い(要するに財務が優良な企業)
こういった企業で精選されています。アメリカの優良高配当株に投資したければ、このファンド1本でも十分だと言えるレベルの顔ぶれです。
理由②:高いトータルリターンが期待できる
HDVは高配当株ファンドですが、配当金だけでなく株価の伸びも期待できるファンドです。
HDVが誕生した2011年以来のチャートはこの通り。なんと、年利11.32%です。
約9年前に100万円投資していた場合、ざっくり250万円になっている計算です(配当金は再投資)。10年弱で2.5倍というてすさまじいリターン。ちょっと出来すぎですね。
もっとも、同期間のS&P500のリターンは14%ほど。これだけ見ると、S&P500の下位互換のように感じる人もいるかもしれません。
とはいえ、これは景気の良かった右肩上がりの相場でのこと。
HDVはディフェンシブ(景気の影響を受けにくい)銘柄で構成されているので、風向きが変わればリターンが逆転することはありえると思っています。
また、HDVの主力銘柄は連続増配株なので、S&P500よりも配当金が下がりにくいです。このあたりをどう考えるかが、評価のポイントですね。
2012年:1株あたり2.09ドルの分配金
2018年:1株あたり3.09ドルの分配金
6年でおよそ1.5倍に成長しています。素晴らしい増配率ですね。
こういった数字は、ヨーロッパ諸国や新興国の高配当株ファンドでは出せません。米国ならではの数値と言って良いでしょう。
HDVの構成銘柄上位13社(ファンドの約7割を占める)はいずれも「連続増配株」です。ここが非常に重要!
理由③:右肩上がりの分配金推移を期待できる
米国株の高配当株ETFなので、右肩上がりの配当金が期待できます。
増配年数もハンパではない長さです。こういう銘柄を買うからこそ、いつどんな時でも枕を高くして寝られるというわけですね。
※日本で最も長い連続増配年数は「花王」の30年です。日本企業の場合、10年連続増配したらかなり目立ちます。一方、米国株だと10年20年の連続増配はゴロゴロあります。
上記の連続増配年数を見ていると、リーマンショック級の暴落が起きても減配せずに頑張ってくれるんじゃないかと期待させてくれますね。
理由④:分散が効いている
HDV1本に投資するだけで、幅広いセクター(業種)に投資することが可能です。
組み入れ上位は
エネルギー
通信
ヘルスケア
生活必需品
になります。
HDVは比較的構成銘柄の入れ替えが激しいのですが、いずれにせよ各セクターを代表するような超優良企業を組み入れているので、安定感がありますね。
理由⑤:SPYDとの相性がいい
こびと株メンバーは、SPYDという高配当ファンドにも投資しています。SPYDというのは、
S&P500を構成する銘柄のうち
配当利回りが上位80社にランクインしている
こういった企業を80銘柄集めたファンドです。HDVとは異なり、収益力・財務の安定性などは考慮せず、配当利回りだけを基準にしています。
まとめると、
HDVの上位3業種
エネルギー
通信
ヘルスケア
SPYDの上位3業種
不動産
一般消費財・サービス
公益
といった感じで、上位3業種が全く被っていないことが分かります。
理由⑥:経費率が激安
なんと、このファンドを保有するコストは年間でたったの0.08%です。
100万円買っても、年間の保有コストは800円
1日あたりになおすと2.2円
ほとんどタダみたいなものですね。
資産運用の大原則は、ムダな手数料は一切払わないこと。
購入時に3%
その後、毎年2%の運用コストがとられる
こういうファンドもあるなかで、HDVの保有コストはたったの0.08%。10年後20年後に差がついて当然です。
理由⑦:ブラックロックが運用している
HDVは、ブラックロックという資産運用会社が運用しています。
世界の資産運用会社ベスト3は下記のとおり。
世界の運用会社ランキング
バンガード
ブラックロック
ステートストリート
資産運用の世界の超優良ブランドですね。三社合わせると、運用総額は1000兆円にものぼります。
なぜHDVのコストがこれだけ激安になるかというと、HDVを運用しているブラックロックがめちゃくちゃお金を持っている運用会社だから。
1億円運用しようが
1兆円運用しようが
手間は大して変わらないので、お金が集まっていれば集まっているほど経費率は下がるわけですね。
どこの馬の骨か分からない(すみません)
謎の仮想通貨取引所
謎のロボアド
謎のFX会社
謎のソーシャルレンディング会社
よりも
HDVは、まさにキャッシュ製造機
配当利回りが高い(3~4%)
高いトータルリターンが期待できる
右肩上がりの分配金を期待できる
分散が効いている
SPYDとの相性が良い
経費率が激安
ブラックロックが運用している
これだけの優良企業を集めて配当利回り3~4%というのは非常に魅力的です。HDVは、まさにキャッシュ製造機ですね!
夢の配当金生活に向けてコツコツと買い増しして行きます!
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