子供が年長になると「来年小学校入学だけど、入学前ってどれだけ勉強しておけば良いの?」ということがわからず、不安になるママも多いと思います。
塾に行けば安心ですが、塾は授業料が高い。
しかも、シングルのママだと忙しくて送り迎えなんてできない、、、
と、なると残された選択肢は自宅学習ですが、忙しい家事の合間にプリントやドリルをつきっきりで見るのも大変です。
そんな家庭の悩みをITで解決してくれるのがタブレット学習です。
現在、iPadやAndroidタブレットを使った「タブレット学習」は急成長している分野で、いろんなサービスがあります。
そんなタブレット学習の中でも1,2の人気を誇るサービス「スマイルゼミ年長コース」を1年間使ったママに本音の感想を聞いてみたので、参考にしてみてください。
ここからは実際に1年間スマイルゼミを使ったママの感想です。
スマイルゼミとは?
スマイルゼミはワープロ時代に一世を風靡した「一太郎」や、日本語入力ソフト「ATOK」などのサービスを展開する老舗IT企業「ジャストシステム」が運営しているサービスです。
元々は四国の徳島県で創業した会社で、現在は東証1部に上場しています。
スマイルゼミは2012年に提供が開始されたサービスで、幼児コース、小学生コース、中学生コース用意されています。
- 幼児コース すまいるぜみ
- 小学生コース スマイルゼミ
- 中学生コース SMILE ZEMI
と対象の年齢によって「ひらがな」「カタカナ」「アルファベット」で名前がついていますが、この記事では幼児コースを紹介しますが読みやすいようにカタカタ表記にしています。
保育園の未満児クラスでは、同じクラスの子と比べて語呂が少なかったり、年少クラスでは、周りの子は書いてある名前を呼んでその子に渡せたり、カルタの読み札を読める子がチラホラいる中、我が子は拾い読みがやっと。
焦りはあれど、フルタイムで、平日に勉強を教える時間は皆無でした。
年長になって、「来年は小学生」という変化が見えたとき、その焦りはピークに達しました。
周りの子たちを見て「小学校に行ったら授業についていけるかな?」
と、とても不安になりました。
けど、公文や学習塾の送り迎えは難しい。そこで、自宅でできる良い学習教材はないかな?
とタブレット学習を探し始めました。
我が家がスマイルゼミを選んだ理由
自宅でできる学習教材ですが、今はたくさん溢れています。
ここからは、私が自宅学習を選ぶ中でこだわったポイントを紹介していきます。
紙ではなく、タブレットがいい
小学校に入ったら、ダブレットではなく紙に書くのだから、紙の教材の方がいいと考える方もいると思います。
けれど、紙の場合、
- 場所をとる(付録も含めて)
- 捨てるか捨てないか選別をする工数がかかる
- 自分で今日する教材を用意できない
というデメリットがあります。
幼児はまだまだ字を読むのも苦手なので、その日の教材を自分で用意するのも難しいため、自分のやりたいタイミングで、自分から勉強を始めることが難しいです。
せっかく教材を注文してもやらなければプリントの場合はたまる一方。
積み上がっていくプリントを見てイライラする自分の姿が想像できました。
そんなイライラをぶつければ子供の学習環境にとっても良くないですね。
紙に文字を書くことも学んだ方が良いかとも思いましたが、小学校に入ったら宿題は紙ですので、それまでは遊び感覚で学べたらと思いタブレットを選びました。
幼児コースがある
多くの会社で小学生用の自宅学習コースを提供していますが、幼児用は意外と少ないです。
そんな中、スマイルゼミには「年中コース」「年長コース」があります。
内容が難しすぎて「つまらない」と感じてしまい、勉強が苦痛になったら嫌だなと思い、最初は我が子のレベルにあった「幼児コース」を選びたいと思いました。
スマイルゼミでは、全額返金保証期間があり、初回入会時納得できない場合は、タブレット代を含む全額を返金してもらえます。
入会してから、我が子に合わないと思っても安心です。
学習内容が充実している
スマイルゼミの年長コースで学べる分野は10分野あります。
- ひらがな
- カタカナ
- ことば
- えいご
- ちえ
- かず
- とけい
- かたち
- せいかつ
- しぜん
子供の成長で気になっていた「ひらがな」の音読と、「カタカナ」全般、「とけい」の分野はマストでした。
英語を習っている子も多い中「えいご」も学べるということで、学習内容は納得できました。
小学生コースになったら、小学校で使用している教科書を入力すると、教科書にあわせた内容にしてくれます。
すまいるぜみ年長コース」の良くある疑問
ここからは、実際にすまいるぜみ年長コースを利用していて、他のママ達から聞かれた「良くある質問」についての答えを紹介していきます。
月々の料金は他の教材に比べて安い?
内容が良くても、値段が高いと継続が難しいですよね。
スマイルゼミは他の教材と比べて、決して高くない金額でした。
スマイルゼミ幼児コースの料金は支払い方法によって違います。
支払い方法は全部で3種類あり、各料金は下記の通りです。
- 毎月払い 3,600円/月 1年で43,200円
- 6カ月払い 3,200円/月 1年で38,400円
- 12カ月払い 2,980円/月 1年で35,760円
上記に追加して、タブレット代が「9,980円」かかります。
オプション講座「英語プレミアム」を追加すると上記に追加して下記がかかります。
- 毎月払い 790/円/月
- 6カ月払い 730/円/月
- 12カ月払い 680円/月
契約を継続すると2年目以降から継続割引もあります。
うちは、12カ月払いにしたので、タブレット代も含め45,740円を一括支払いしました。
先取り学習はできる?
幼児コースの「すまいるぜみ」、小学生コースの「スマイルゼミ」両者とも先取り学習はできません。
スマイルゼミで先取り学習したければ、1年先のコースに加入する必要があります。
例えば、年長であれば、小学1年コースを。
小学1年生であれば、小学2年コースを。
すまいるぜみ年長コースを1年使ってみましたが、難しすぎると子供は嫌になってしまうので、ゲーム感覚で楽しく学習できるように学年にあったコースにして結局良かったと思いました。
学習内容も基礎を重点的にやってくれるので、満足でした。
「えいご」ってどんな感じ?
スマイルゼミ年長コースの中には「えいご」の講座もあります。
英語のリスニングは全てネイティブな発音です。
発音を録音し、GOOD!やTRY!など判別してくれたり、英語を聞いて、どれを指しているのか当てたり、英語の音楽と踊りを真似したり。
基本的には、会話というよりは、ネイティブ英語を耳に慣らし、単語を楽しく覚えることに重点をおいている感じです。
英語プレミアムには、
- HOP(小学校低学年相当)
- STEP(小学校中学年以上相当)
2つのコースがあり、より丁寧に発音練習や、読み書きを学べます。
年長コースに含まれている英語は満足ですが、発音の聞き取り判定がちょっと微妙かなと思ったので、個人的には英語のプレミアムコースはやらなくても良いかなと思いました。
英語をやるなら英語専門のアプリが世の中にはたくさんあるので、そちらの方が良いと思います。
小学校に入ると3.4年生から英語の授業が始まり、5.6年生では必須科目となるので、それまでに英語に触れる機会を作ってくれ、英語に関心を持つような工夫をしてくれているのは良い点でした。
年長コースは一人で勉強できる?それとも、横で見てないとダメ?
これは、子どもの性格によると思います。
うちの長男でも、その日の気分によって全然違います。
親が何も言わなくても、自分からタブレットを取ってきて楽しそうに始める時もあれば、親が促してから、始める時もあります。
「スマイルゼミは?」と促すと、嫌な顔をする時もありました。
ただ、始めてしまえば横でずっと見ていなくても、自分で進めていきます。隣で見ていて、「へ〜すごいじゃん!」とほめると、更に進めていきます。
紙のドリルと違って問題文をタブレットが読み上げてくれるので「これなんて書いてある? これってどういう意味?」といちいち聞かれないのは便利でした。
紙のドリルをやらせていたときには、そういった質問のたびにいちいち家事の手を止めていたので、タブレット学習にしてから家事の効率は上がりましたね。
タブレット学習は、タブレットが音声で案内してくれて、ペンでなぞったり、ボタンを押したりすることで問題を回答していくので、親のサポートが最低限になるのはおすすめポイントです。
子どもが楽しんで勉強できる?
うちの子は、ほとんどの内容を楽しんで進めていました。
毎日3つの講座を実施すると、ごほうびで「カード」「マイキャラの衣装」がもらえるシステムなのです。
基本的には1日3つの講座ですが「さらに学ぶ」で、本人のやる気次第で7〜9講座をすすめることもあります。
基本的には楽しんでいたのですが、ただ一つ書き取りの講座だけは、とても嫌がっていました。
書き取りがあると「うわっ、書き取り、、、」とやりたくなさそうでした。
「何で嫌いなの?」と理由を聞くと、自分の中では上手にひらがなをなぞれたと思っても、ソフトの判定が厳しくて修正されてしまうから嫌いなのだそうです。
楽しくやっているのに「×」判定などが出ることでやる気が削がれるのが嫌いな原因でした。
うちでは、そういう時、飛ばすこともアリにしました。
嫌々やっても身につかないし、それで勉強が嫌になる方がデメリットなので、「無理にしなくていいよ」と伝えると、嫌いな講座を飛ばしてさくさく進めていました。
講座を飛ばしても、次へは進めますし、何の問題もありません。
毎日の勉強の習慣づけはできる?
習慣づけできるかどうかは、親次第だと思います。また、子どもの性格も大きく影響すると思います。
子どもが初めから勝手に、習慣化することは難しいですが、はじめに「この時間に実施しよう」と子どもと話し合い、声かけをすることから始めれば、子どもも「すまいるぜみをする時間だな」と理解してくれます。
ただ、頭ではわかっていても、子どもの気分によっては
スムーズに始めるときもあれば、気分が乗らない時もあります。
「すまいるぜみ年中コース」の良かった点
ここからは年中コースを1年やってみた良かった点を紹介していきます。
「やらなければ」という焦りから親が解放される
親としては、小学生までにどんな勉強をしたらいいのか分からない。
どんな勉強をしたらいいか分かっても、適した教材が分からない。
教材が分かっても、やってあげる時間がない。
そんなモヤモヤからは解放されました。
やるべきことが分かっているので、あとは子どもの意欲を育てるだけ。
そこにエネルギーを注ぐことができます。
小学校入学までに、必要なことを学べる
すまいるぜみを1年使ってみて、
- 簡単なひらがなの絵本を、音読できるようになった。
- 複雑な「ぎ」や「ぱ」や「しゅ」なども、読めるようになった。
- 友達の手紙交換できるほど、何も見ないで自分から字を書くようになった。
- カタカナもほとんど読めるようになった。
- 時計を、○時○分と分かるようになった。
- 1の位の足し算、引き算が出来るようになった。
小学校入学までに出来ておいた方がいいことは、十分学べて身についたと思います。
子どもの不安を解消できる
子どもも小学校入学が迫ってくると、不安になります。
「小学校でどんなことをするのかな?」「勉強ってどんな感じかな?」などを絵本やアニメなどで、小学校の様子を説明してあげたり、図書館で小学校の教科書を借りてきて、一緒に見たりすることはできますが、勉強の不安だけは、勉強して「できた!」「分かった!」がないと解消できません。
年明けて小学校入学が迫ってくると、不安を打ち消すためか、子供が自分から意欲的にすまいるぜみをするようになりました。
子どもがイメージできることで、不安が解消されるのだと思います。
すまいるぜみを退会しても、タブレットはandroidとして使用できる
- http://smile/zemi.jp/shogaku/support/howto/android.html
手順は公式ページの上記をご参照ください。
他に良かった点として、ほかの教材に比べて、比較的安価ということもありました。
スマイルゼミ年長コースの悪かった点
ここからは、スマイルゼミ年長コースの悪かった点を紹介していきます。
一度退会するとタブレットの再利用、兄弟での使い回しができない
一度退会し、再入会した際にも、改めてタブレットを購入しなくてはいけません。
上の子が退会し、下の子が入会する場合でも、上の子が使っていたタブレットは使えません。
タブレットが故障した場合の、出費が大きい
万が一タブレットを壊してしまった場合、交換には39,800円が必要となります。
年3,600円(300円/月)で、「タブレット安心サポート」に加入することはできますが、それでも交換に6,000円かかってしまいます。
安心設計ででてきているので、この1年壊してしまいそうになったことはありませんが、子どものことなので、心配ですよね。
テレビの横など、子供が手に取りやすく目に付きやすい場所を収納場所にして、使い終わったら同じ場所に片付けるように収納することで無くしたり壊したりするリスクを減らすことができます。
スマイルゼミ年長コースはこんな人におすすめ!
スマイルゼミ年長コースを1年利用してみましたが、こんな人におすすめだと思いました。
- 小学校の準備をしたいけれど、何を学習させたらいいのか分からない
- 共働きで勉強を教えてあげる時間、送り迎えする時間がない
- 小学校でついていけるか不安
子供のことってママの方がちゃんと見ていて、パパはママよりも心配していないことって多くないですか?
勉強についてもパパに相談すると「まだそんなに心配しなくてもいいんじゃない?」という答えが返ってきて自分だけが不安のままなんてこともあるでしょう。
しかし、スマイルゼミはタブレット学習という新しいテクノロジーを使った教材なので、パパも興味を持ちやすいと思います。
さらに全額返金保証もあるので、まずは申し込んで子供にやってもらって試してみるのも可能です。
パパを説得するには、まずは資料請求してプレゼンしてみて、それでもうんと言わないときは「やってみてダメなら私が手続きして返金してもらうから」と言えば断る理由が無くなるのでおすすめです
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