投資資金100万円なら何に投資する?【レバナス全力です】

結論と前置き

先に結論を言うと、もし私が100万円の資産しかなかったら、楽天レバレッジNASDAQ-100に全額投資をします。ただ最初に説明したように、どういう状況だったらそういう投資をするのか、というのを説明しないと意味がありません。「日本全国どこでも旅行に行っていいならどこに行きますか?」って聞かれても、行く季節とか、一人旅なのか誰かと行くのかによっても変わってきますよね?投資もそれと同じなので、まずは私のイメージしている状況を説明した後に、なぜそのような投資をするのか、理由を説明していきます。

投資資金100万円以外の条件

まず私のイメージしている状況はこんな感じです。私の動画を見てくれている人に多そうな人物像を勝手に想像して、過去の自分とも組み合わせて作り上げました。まず金融資産は普通預金の100万円のみ。これは資産形成期の初期段階という意味なので、数百万円レベルならだいたい同じようなものだと考えてもらって大丈夫です。次にその他の大きな資産なし。持ち家とか、生活必需品以外で、大きなお金に替えることができるレア物とかは持っていないものとします。次に負債もなし。誰かへの借金はもちろん、車のローンもなくて、基本的な生活費以外は貯蓄に回せるという前提です。次に年収は400万円前後。これは学歴も職歴もないノースキルの人材でも、仕事内容とか住む地域とか労働時間にこだわらなければ、貰えるくらいの収入だと思います。そして私も会社員時代は年収400万円くらいで働き続けていたので設定しました。次に年間120万円以上は貯蓄できる。

年収400万円で毎月の生活費が15万円と仮定すると、そのくらいの貯蓄はできるイメージですね。もうちょっと節約して150万円くらい貯蓄できる人でも、そんなに投資方法は変わらないと思います。次に10年後・20年後も年収はそんなに変わらない。今が年収400万円でも、良い会社に勤めていて能力が高ければ、将来的に700万円、800万円とか貰えるようになるかもしれません。だけど格差が広がっている今の時代の日本で、そういう人は少数派だと思います。そして私のチャンネルは、エリートではなく、底辺から凡人をターゲットにしているので、長年コツコツ働いて残業をしても、年収は500万円に届かないくらいをイメージしています。次にセミリタイア願望がある。正直に言うと、年収400万円あって、定年まで働くモチベーションがあるなら、投資なんてまったくしなくても、生きてはいけるので問題ないと思っています。ただ私がそうでしたけど、底辺企業で働く人間のほとんどは大きなストレスを抱えていて、早めに資産形成をして、社畜生活を抜け出したいと考えていると思うので、セミリタイア願望があるものとして設定しています。

次に目標は金融資産3,000万円~5,000万円くらい。運用資産が5,000万円あれば、仮に税引き後の年平均リターンが3%だったとしても、年間150万円の収入になります。あとはアルバイトとか個人事業での年間の収入が100万円あれば、年間250万円の収入になって、毎月20万円使ったとしても、数字上は5,000万円を減らさずに生活することができます。もし税引き後の年平均リターンが4%だと期待するなら、4,000万円でも同じようなセミリタイア生活ができる計算になりますし、5%なら3,000万円でも大丈夫です。毎月20万円では子供がいるとちょっと厳しいかもしれませんけど、一人暮らしなら十分ですし、質素な二人暮らしも可能な水準だと思います。

次に近いうちに大きな出費をする予定がない。100万円の資産があったとしても、車を買い替えなければいけなかったら、ほぼ資産はないようなものです。基本的にその100万円はすべて投資に回しても、あとは給与収入で普段の生活ができるものとします。このような条件であれば、冒頭でも言ったように、私は100万円を全額、楽天レバレッジNASDAQ-100に投資します。でも、私のポートフォリオ公開の動画を見ている人は知っていると思うんですけど、私はレバレッジNASDAQ-100に全力で投資をしているわけではありません。なぜ今回の条件ではレバナスに全力投資するのでしょうか。

なぜレバナス全力投資なのか

その理由は、基本的に資産が少ない人間ほどリスクを取りやすいからです。一般的に投資は資産が多いほど有利だと思われています。確かに、同じ10%の上昇でも、100万円しかない人は10万円しか増えないのに対して、5,000万円ある人は500万円も増えます。資産が少ない人は「投資資金が多い人は羨ましいな~」と思うかもしれません。でも資産が少ない人にもメリットはあります。それは仮に大きなマイナスを食らっても、収入ですぐに取り返すことができることです。

例えば株価が30%下がる暴落をしたとします。100万円を投資している人は30万円のマイナスで済みますけど、5,000万円を投資している人は1,500万円のマイナスになります。年間120万円の貯金ができる人の場合、投資金額が100万円なら3ヶ月でマイナスが取り戻せますけど、投資金額が5,000万円なら12~13年分の労働で得られる収入が一気に吹っ飛びます。

投資資金が増えてくると、収入と比較した時のダメージがどんどん大きくなってしまうんです。でも100万円くらいだったら、ゼロになったとしても1年もあればまたやり直すことができるはずなので、大きなリスクを取って思い切って投資をすれば良いと私は考えています。で、リスクの大きな投資先で現状オススメなのが、楽天レバレッジNASDAQ-100です。

こちらはNASDAQ100指数の2倍の値動きをする投資信託なので、結構ハイリスク・ハイリターンな投資商品になります。レバレッジNASDAQ-100については別の動画でお話しているので、良く知らない人は見て下さい。この動画で紹介しているのは、別の会社が運用しているiFreeレバレッジ NASDAQ100という投資信託なんですけど、最近まったく同じ商品設計で信託報酬だけ安い投資信託が楽天から販売されたんですよね。なので今回は楽天レバレッジNASDAQ-100をオススメしておきますけど、iFreeレバレッジ NASDAQ100でも特に問題はありません。

で、リスクが大きい投資の中でも、私がレバナスをオススメする理由は大きく分けて2つです。1つは高いリターンが見込めること。そもそもテック企業の比重が多い、NASDAQ100という指数自体が、全世界株とか全米株と比較すると、今後の世界の流れでは上昇しやすいと思います。さらにそれに2倍のレバレッジがかかっているので、普通のインデックス投資をしている人を、出し抜くようなリターンを叩き出す可能性は十分にあります。

そして2つ目はインデックスにレバレッジがかかっていること。どんなに高いリターンが見込めても、個別株を長期で永久保有することはしません。まだ伸びしろがあるIT企業とかは、今後10年でレバナスよりも大きなリターンを出すことも考えられます。ただその企業を見抜く力が私にあるとは限りません。

そして、暴落したときに、同じ50%の下落でも、いろんな企業に分散されたレバナスと、個別株一本勝負では安心感がまるで違います。私は資産形成の最適解は長期でのインデックス投資だと思っているので、その根本的な考え方は資産がいくらであろうと変わりません。

ただ資産額とか、目標金額によって、どのインデックスに、どのくらいのレバレッジ比率で投資をするのかは切り替えるかなと思います。インデックス投資のリターンを上げる考え方は別の動画でお話しているので、興味のある方は見て下さい。ということで、100万円とか200万円くらいの資産だったら、私はさっさと全額レバナスに投資をします。

それはそのお金が10年後に、1,000万円とか2,000万円になってくれる可能性も秘めているからです。もし「こんなにまとまったお金をレバレッジ商品に入れるのは怖いな」とか思って、通常のインデックスを買ったとしても、株価が上がれば上がるほど、レバナスを購入しておかなかったことを後悔すると思います。そして下がれば下がるほど買うのが怖くなるので、結局買うことができなくなるような気がします。だったら資産が増えてしまって、リスクが取りにくくなる前にガツンと買っちゃうほうが良い気がしませんか?私が資産が少なかった頃は、レバナスなんてありませんでしたし、米国ETFもあんまり一般的ではありませんでした。

資産形成の初期に、米国株式にレバレッジをかけるという選択肢があまり取れなかったので、今から資産形成を始められる人がある意味、羨ましいとも思います。ただ勘違いしないでほしいのは、100万円とか200万円しか資産がなかったら、絶対に全額レバナスに投資をするわけではありません。もし年収が700万円とかあったり、将来的にどんどんお給料が上がっていく期待ができるなら、レバレッジは使わないかもしれません。めちゃめちゃ生活水準を低くして、1,000万円でセミリタイアするのが目標の場合も、給与収入と通常インデックスで十分達成できると思うので、レバナスには投資しないと思います。レバナスに全力で投資をするのは、最初に説明した条件に近いような状態のときだけです。

補足説明

ではここからはいくつか補足をしていきます。まず1つ目、100万円分レバナスを買った後の投資はどうするのか。毎月の余剰資金を何に投資するのかですけど、これは私だったらしばらくは、レバレッジと通常インデックスを半々くらいで投資していくと思います。私の場合はS&P500が好きなので、レバナスとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)あたりですかね。今回の条件だと毎月10万円投資に回せるはずなので、5万円ずつ投資するくらいのイメージです。

これを続けていって、数年の間にコロナショック以上くらいの暴落にあったら、レバレッジ商品への投資比率を高めます。逆に何年もコロナショッククラスの暴落が発生しないで、500万円、1,000万円と資産が増えていったら、通常商品の比率を高めていくと思います。資産が少ないうちはリスクを取って、資産が増えるにつれてリスクを下げていく考え方ですね。まあ実際はレバレッジ比率はそのときの状況にもよるとは思いますけど、2021年12月の現状ではそんな感じに考えています。補足の2つ目、100万円じゃなくて500万円だったらどうするか。結構難しい問題なんですけど、500万円だったら多分全額レバナスに投資をするのは、ちょっと怖いと感じてしまうと思います。300万円くらいをレバナスに投資して、あとはS&P500に投資をするかなって感じです。このへんは、ちょっと大きい下落があってマイナスになってしまったときに、どのくらい自分の収入でカバーできるかって考えると、リスクを少し下げたくなりますね。補足の3つ目、今日のお話はあくまでも私だったらこうするという話です。仮に同じ状況だったとしても、人によってリスクに耐えられるかどうかの精神力は違います。私はなけなしの100万円を投資して、それが30万円になったとしても、特に何事もなかったかのように、アップルパイとアールグレイを嗜みながら、毎月の積立と毎日の仕事を続けられる自信があります。レバナスに長期で投資をするなら、それくらいの下落は絶対にいつかは食らうと覚悟しているからです。

ただ覚悟をしていても、精神にダメージを受けてしまう人は間違いなくいます。含み損で頭がいっぱいになってしまっては、アップルパイのシナモンの風味も、アールグレイの香りも楽しめませんので、万人にオススメしているわけではありません。ということで、もし私が100万円しかなかったら何にいくら投資するのか、というのを深堀りしてみました。資産形成を始めたばかりの方の参考になれば嬉しいです。

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