スターモバイルは怪しい?携帯の代理店?「実際に勧誘されてわかったこと」について書いていきます。

お金

スターモバイルは、格安SIMやポケットWi-fiのサービスを提供している会社になります。

もともとは、クジラモバイルという会社名からスターモバイルに変わったようです。

スターモバイルでは、個人が正規代理店契約を結び、他の人を紹介して成果報酬を得る事も可能としています。

やり方によっては、ビジネスにもなるという事ですね。

月々の通信料金が安くなりながら、うまくいけば収益化も出来るという点で始めている人も多いみたいです。
SNSなどを見ていると、代理店を募集していたり、新規でサービスの紹介をしている方も見かけます。

それまで払っていた、スマホ代やインターネット料金など比べて、月々にかかる固定費を抑えるには検討するのもアリだと思います。

実際のところ、本当に通信費を抑えるのであれば、他の格安SIMを選択するのがベストだと思います。
「スターモバイル」のビジネスモデルは「マルチレベルマーケティング(MLM)」と呼ばれ、ネットワークビジネスとして知られています。

ネットワークビジネスをやること自体は否定はしません。

しかし、やるなら注意が必要だということも頭に入れておいて欲しいのです。

それは、世間的には圧倒的にイメージが悪いということ。

一歩間違えば、人間関係も崩れてしまう可能性もあるのです。

ビジネスでは、人とお金って切っても切れないものです。

ネットワークビジネスに対してデメリットイメージを払拭できませんね。

実は、数ヶ月前、知り合いの方から「スターモバイル」の勧誘を受けました。

結論から言うと契約をしませんでした。

スターモバイルのサービスについて

スターモバイルのサービスは大きく分けて3つあります。

スターWi-Fi

ひとつめが「スターWi-Fi(Wコース)」。月額の基本料金が4,860円(税別)でWi-Fiを使用出来るというものになります。
まず、1日のデータ通信量が3GBまでという点。

コロナ禍で、家でインターネットの利用をする人も増えたと思います。

インターネットを、よく使う人には「スターWi-Fi」はちょっと物足りないかもしれません。

そして、月額の基本料金4,860円(税抜)という料金設定も、そこまで安くない印象…。

Wi-Fiだけなら、他にも更に安い料金設定でサービスを提供している会社もあります。

ちなみに、僕は先日、ソフトバンクからMugen Wi-Fiに乗り換えました。

データ通信量無制限で、月額3,280円(税別)。

料金は今までの約半額になりました。

通信速度も、今の所は使っていても不便を感じていません。

ここ数年、Wi-Fiのサービスを提供している会社は結構出てきています。

料金設定も値下げ競争が展開されています。

そんな中で「スターWi-Fi」はデータ量と料金設定も、サービスとしては「どうかな?」という印象です。

スターモバイルS

ふたつめに「スターモバイルS」というサービスです。

これは、ソフトバンクの回線を使用した、モバイル料金プランになります。

ポイントとしては、データ通信料は一ヶ月20GBまで使用が可能。

さらに国内の通話は、かけ放題ということです。

よく電話を使う人にとっては、魅力的かもしれません。

スターモバイルD

最後は「スターモバイルD」になります。
これは、docomoの回線を使用したサービスになります。

「スターモバイルS」と比べると、一ヶ月に使用出来るデーター通信が60GB。

国内通話に関しては30秒で20円となっています。

さらに、国内通話に関しては、月額850円で10分まで通話が無料となるオプションも用意されています。

まず、データ通信料ですが、一ヶ月使う分には十分と言えると思います。

今現在、毎月通信制限がかかり、モバイル料金が4850円以上使っている人にとっては、お得かもしれません。

ただ、Wi-Fiも広まってきていますし、60GBも一ヶ月に使う必要があるのかな?という印象もあります。
ここ数年で格安通信業者は、他にも沢山出てきました。

僕も最近、ソフトバンクからUQモバイルに乗り換えました。

それまで、家で使うインターネット、携帯料金合わせて、月に12,000円ほどを支払い。

乗り換えた後は、携帯料金だけで5,000円ぐらいに。

正直、スターモバイルよりも安く契約しています。

普段、使っている分には全く支障がありません。

今、月々にかかっている通信料金を見直すには、スターモバイルを選択肢として考えるのは、良いかもしれません。

昨今、格安SIMサービスを事業にしている会社は沢山あります。
スターモバイル はビジネスになる?

スターモバイル では代理店契約を結ぶ事で、ビジネスとして運用する事も可能です。

通常使用するだけでなく、収入を得る事が出来るかもしれないのです。
どのような、形で報酬を得るのかを見ていきます。

まず、スターモバイルには正規代理店とユーザー会員とがあります。

ただ、サービスを利用するだけならユーザー会員として契約すればOK。

ビジネスとして報酬を得るなら、正規代理店での契約が必要。

正規代理店として契約すると、下の画像のようにMEMBER1からスタートします。

スターモバイルではMLM(マルチレベルマーケティング)と呼ばれるビジネスモデルを採用しています。

俗に言う、ネットワークビジネスと呼ばれているもので、会員による口コミ(紹介)によって会員数を増やすということ。

会員数が増えることで報酬が増えていくというのが基本です。

紹介された人は、また他の人を紹介していくという形でグループが大きくなっていきます。

スターモバイルでも、紹介していく人を増やしていくということで、得られる報酬も変わっていくようです。

日給で報酬が発生するMEMBER2に昇格するには最低でも、3人紹介する必要があることがわかります。

スターモバイルでは、次のタイトルにランクアップしていくために新規の紹介者を増やしていくことが自身の報酬アップに必須だということが、下の画像からも、よくわかると思います。

更に、下のようにグループメンバーを300人以上紹介して増やしていくことで、サラリーマンと同じぐらいの月収と報酬として得ることが可能になります。

また、タイトルがランクアップしていくと、右下に「〜コミッション」というのが増えているのがわかります。

これは、タイトルの位置によって加算されていく報酬になります。

仮に、スターモバイルでは、ランクアップしていくことで、下のように月収1000万円以上も狙うことは可能です。

なんと、最上位のタイトル、MASTER3になると華々しく日給が340,000円!

いろんなコミッションが加算されて月給は、なんと、10,200,000円に!

ここまでいくと、完全な不労所得になりますよね。

紹介者を増やしていくことに自信のある方にとっては、ビジネスとして十分成り立つ可能性があるのかもしれません。

知ったきっかけ

3社が携帯代安くなる前の話
2020年6月の事、知人から携帯会社の代理店やらない?と話が来ました
3人入れたら自分の携帯代が無料になるとのことでした

説明会に参加

家で頂いたパンフレットを読むと、確かに今使っている使用料金よりは安い。

月々の料金が安くなるのならと「すぐにでも変えちゃおう!」と好印象。

さらには、代理店になって人を紹介すれば報酬まで得ることができると書いてある。

ちょうど、副業に興味も沸き始めた時期。

「これは、やるしかない!」と意を決して説明会に向かったのでした。

当日、他に4名ほどの方がいらっしゃいました。

Aさんからは次のような説明がありました。

「通信事業は今後もトレンドだから、今やるのは正解。」

「格安SIMの需要は今後も伸びるということ。」

「老後の資金は2,000万円以上必要。副業としてビジネスを始めるにはぴったり。」

「スターモバイル(当時はクジラモバイル)のビジネスモデルは安定して収入を得られる。」

といったように、メリットがどんどん出てきました。

最初は聞きながら「へぇ〜やっぱりやってみようかな。」と思いました。

今日すぐにでも契約しようという勢い笑

で、話しが進んでいくと「ネットワークビジネス」「権利収入」「成果報酬」という言葉が出てきました。

これらの言葉ってどこかで聞いたことがあるなと思い出したのです。

ネットワークビジネスが流行った大学生時代

それは、大学生の時に、友人、知人の間で流行ったネットワークビジネスです。

誰もが一度は耳にしたことのある、ネットワークビジネスの最大手A。

友人はやたらと、周りに勧めまくってました。

誘いで商品を買ったり、また別の人に勧誘をしたりと一時学内で話題になりました。

熱心に商品の良さを説明したり、権利収入が得られてみんなハッピーになると話していたのを覚えています。

もちろん、商品が良いと思って継続して購入していた人もいたみたい。

でも、結局続かないで、辞める人がほどんどでした。

友人も変な目で見られてしまい、周りから人が離れていくのを目の当たりにしました汗

結局、誰もハッピーにならなかったんです…泣

友人とは、一時距離を置いていましたが卒業してから暫くぶりに会いました。

その時は、また別のビジネスに挑戦しているみたいでした汗

そういう経緯もあって、ちょっと気をつけないとと思ったのです。

ちょっと脱線してしまいましたが、説明会の話に戻ります。

スターモバイルが提供しているサービスだけでなく、ビジネスとしても優位になる点。

これを、Aさんに説明頂きましたが、考え直そうと。

「5Gも始まるし、市場規模もこれから伸びるからやるなら今だよ。」

「叶姉妹や所ジョージも通信事業で権利収入を得ているんだって。」

と気付くとセールストークが繰り広げられていました。

叶姉妹のくだりが出た時点で、「あ、これやっぱり違うかも。」となりました。

それは、ネットワークビジネスを含めた勧誘トークでこの話しが出てくるのを知っていたからでした汗
スターモバイルを結局選ばなかった

帰宅して、一度冷静になってみて

もう一度、格安SIMやスターモバイルについて自分で調べ直しました。

結局、スターモバイルを選びませんでした。

それは、調べてみてわかったこともあったからです。

クチコミを調べてみると、元スターモバイルユーザーでしたが、絶対にスターモバイルはおすすめできません。
理由1.楽天モバイル、Y!mobail、マイネオなどの格安SIMの方が基本料金が遥かに安い。
理由2.店舗の代理店がないので何かあった時のサポートを受けることが難しい。ほとんどサポートがない。電話サポートが受けられない。
理由3.60Gと言っているが1日に3G以上使うと速度制限が翌日起こる。そうなると翌日はネットが使えない。電波が悪い。
理由4.解約する時に2年以内やめると。手数料が13200円かかる
理由5.代理店ビジネスと言っていますがマルチレベルマーケティングなのでイメージがわるい。

2018年度末で、1億8,045万回線契約されているとあります。

格安SIMの回線数の割合が総回線の約8〜9%という数字が見て取れます。

全体の10%にも満たない状況がどういうことを示すか。

格安SIMの需要は確かに増えるかもしれませんが、全体から見ると限定的だと僕は思います。

それは、現在、大手のキャリア系列も含めて、格安SIMを提供する事業者が複数あること。

価格プランやサービスの内容も拮抗し多様化しています。

少し調べれば、スターモバイルが提供する価格やサービスの内容が特段優位にあるとは言えないとわかります。

また、格安SIMを提供するサービス自体もいつまで続くかわかりません。

技術革新によって、この10年で、スマートフォンが携帯電話にとって代わり一気に普及しました。

「今後も永続的に市場規模を拡大していく保証はないのでは」とも考えられます。

では、スターモバイルが他の格安SIMのサービスを提供してる事業者と何が違うか。

それは、ビジネスが成立する可能性がある点です。

ビジネスで成功できるか

月々の通信料金を低くしながらも、権利収入を得るチャンスがあるスターモバイル。

ビジネスとして成功できるかと考えたら難しいかもというのが印象です。

MLM(ネットワークビジネス)を取り入れた、スターモバイルののビジネスモデル。

成果報酬を増やしていく近道は、紹介者を増やすこと。

これしかありません。

これは、MLMでは基本中の基本。

紹介できる自信がある人、これまでもMLMをやってきたという人には良いかもしれません。

MLM自体をやることは否定しません。

MLM自体は、決して詐欺ではありません。

ビジネスとして成功させている方もいるでしょう。

ただし、自分には、合わないなと思ったのです。

本来、MLMは紹介者から口コミで直接他の人に商品の良さを伝え、信用が広がっていくビジネスモデル。

自身がスターモバイルの勧誘を受けたり、SNS上での情報を見て、正直感じたのは先に成果報酬ありきではないかということです。

ビジネスではお金と人は切っても切り離せません。

本当に有益な情報、サービスを提供できた上で対価を受け取ることができます。

でも、勧誘の内容に信用に足るに値しない情報が含まれているとわかったら?

人と人との関係が崩れてしまう可能性も十分あるので、ビジネスとして僕はオススメはできません。

今回、スターモバイルに勧誘されて改めて感じた事。

それは、ネットワークビジネスが、世間で圧倒的に悪いイメージを与えているということ。

その理由の一端を実感できたのは、決してマイナスではなかったと思います。

通信料金の見直し

それまで、正直無頓着だった月々の通信料金。

「大手のキャリアだからこんなもんか」ぐらいに思っていました。

でも、それが大きな間違い。

今回、格安SIMの存在を知って見直すと会社も料金プランもたくさん。

更に楽天モバイルに乗り換えたので、一年間は携帯代のプラン料金無料になりました!

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